毎日ヘトヘトなママ。なかなかリフレッシュしたりメンテナンスする時間がありませんよね。
私は忙しい日々を送る中で心地よく暮らせる助けになるのがアロマテラピーだと思っています。
アロマテラピーは、自分で心のコントロールをしたり心身のメンテナンスに使える他、家族の健康管理にも使えるとても便利なものです。
忙しいママや私のように面倒くさがりな人ほどアロマテラピーを
おすすめしたいと思います!
アロマテラピーとは
アロマテラピーとは植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復させ、健康と美容に役立てていく自然療法です。
また、アロマテラピーは下記のようなことを目的としています。
●心と身体のリラックスやリフレッシュを促す
●心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす
●心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す
精油(エッセンシャルオイル)とアロマオイルの違い
最近は「アロマ」というものが身近になっているので様々なところでアロマグッズを入手できますが、世の中には精油/エッセンシャルオイル(以下、精油)やアロマオイルと呼ばれるものが存在しています。
これらは同じように見えますが実は異なるものです。
”精油”は植物から抽出された100%天然由来のものです。
精油に含まれる成分には薬理的要素があり、心身に作用すると言われています。
一方、”アロマオイル”と言って売られているものは合成香料や溶剤を入れて薄めているものが多く、精油がもたらすような作用はほとんどまりません。
精油の場合、遮光瓶(青・緑・茶色)に入っており、精油びんやパッケージに学名・抽出部位・生産国など精油の詳細が記載されています。
精油を購入する場合には詳細表示を確認するようにしましょう!
なぜアロマテラピーがおすすめなの?
忙しいママや面倒くさがりな人にアロマテラピーをおすすめしたい理由。
それは・・
①精油には心身に作用する力があり、リラックスやリフレッシュだけでなく健康に役立てることができる
②精油さえあれば簡単に生活に取り入れられ、メンテナンスが難しくない
からです!
精油には使用期限がありますが、基本的には1年と長く、食べ物のように腐らせることもなければ花のように枯らすこともなく、メンテナンスに手がかかりません。
基本的には精油を選んで垂らすだけでOKという手軽さがあります。
それでいて、「リフレッシュしたい」「集中したい」「ぐっすり眠りたい」という心の悩みや「風邪」「頭痛」「月経痛」などの体の悩みにも効果が期待できます。
精油の効能を知っておけば好きな香りを楽しむだけでなく、精油が持っている力を使って、心や体のバランスを整え、気分を変えたり、健康を維持したりできるなど一石何鳥にもなりますよ!
アロマテラピーが心身に作用するメカニズム
なんで精油は心や身体に作用するの?
五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」です。
香りの成分を嗅覚がキャッチすると、その刺激が感情や欲求などの本能を司る大脳辺縁系に直接伝えられます。
大脳辺縁系には記憶を引き出す海馬や好き嫌いの感情を呼び起こす扁桃体、ホルモンや自律神経の調節を司る視床下部などがあり、嗅覚の刺激によって体温や睡眠、ホルモンや免疫機能のバランスを整えることができます。
また、香りを嗅いだ時に呼吸とともに吸い込んだ精油成分の一部は気道の粘膜や肺の一番奥にある肺胞を通して血管に入り、体内を循環します。
精油成分の種類によっては、局所的に気管支や肺などの器官に作用し、不調を緩和することができます。
忙しいママのアロマテラピーの取り入れ方
①芳香浴
忙しいママにはやっぱり芳香浴が一番だと思います!!
芳香浴とは「空気中に精油を拡散し、鼻から芳香成分を取り入れて精油の香りを楽しむこと」です。
芳香浴ってアロマランプやディフューザーなど専用のグッズがないとできないんじゃないの?
そんなことはありません。実は芳香浴は家にあるもので簡単にできます。
【お手軽芳香浴の方法】
★マグカップに熱湯を入れ、精油を1〜2滴垂らす。
→蒸気とともに香りが広がりリビングや寝室、デスクなどどこでも気軽に芳香浴法を楽しめます。
★ティッシュ・コットン・ハンカチに精油を1〜2滴垂らす。
→枕元やデスクに置いたり、持ち運ぶこともできます。
※ハンカチに精油を垂らした時に精油の種類によってはシミになることもあるので注意が必要。
これだけです。
あとは気分や目的、その日の体調に合わせて精油を選べばOKです!
例えば・・・
- 疲れた心身をリフレッシュするため、オレンジ・スイートの精油をマグカップに落としリビングに置いておく。
- 安眠するため、ラベンダーの精油をティッシュに垂らし枕元に置く。
- 風邪予防のため、ティートリーの精油をマグカップに落とし、寝室に置いておく。
- 面接やプレゼンの前に緊張をほぐすため、フランキンセンスの精油をマグカップに落とし、
香りを嗅ぎながら深呼吸する。
私も寝る時に枕元に精油をつけたコットンを置いて寝ています。
香りがあるだけで寝つきやすくなり、ぐっすり眠れています!
専用グッズを使うのであれば、アロマストーン(素焼きの石)・オイルウォーマー(キャンドル式芳香拡散器)・アロマディフューザー(電気式芳香拡散器)などがあります。
その他精油のみ使用したアロマキャンドルを購入し、置いておくのもお手軽です。
置いておくだけでも香ってきますし、時間があればキャンドルに火を灯すと香りが広がって芳香浴を楽しめます。
②吸入法(蒸気吸入法)
不調を緩和するために簡単に取り入れられるのが吸入法(蒸気吸入法)です。
吸入法(蒸気吸入法)とは「精油を直接または立ち上る蒸気を使って精油成分を吸い込む方法」です。
喉の痛みや鼻詰まりなど呼吸器系の不調を緩和することができます。
【お手軽吸入法(蒸気吸入法)】
★ハンカチ・ティッシュ・コットンに精油を1〜2滴垂らし、直接吸い込む。
※ハンカチに精油を垂らした時に精油の種類によってはシミになることもあるので注意が必要。
★洗面器に熱湯と精油を1〜3滴入れ、蒸気を顔に当てる。バスタオルを被るとより効果的!
※粘膜を保護するため目を閉じて行いましょう。長時間の吸入は避け、3〜5分程度にし、強い咳や喘息がある場合は避けましょう。
アロマテラピーの注意事項
お手軽そうなのはわかったけれど、アロマテラピーをする際に気をつけることはあるの?
精油は植物から抽出した天然のもので、正しい使用法を守れば特別に危険なものではありません。
しかし、精油は有効成分を高濃度に含有しており天然のものだからと言って絶対に安全というわけではありません。
使用する場合には下記の通り注意が必要です。
- 原液に直接触れない
- 精油を飲用しない
- 火気に注意する(火気を使用する場合)
- 子供やペットの手の届かない場所に置く(精油びんだけでなく、ディフューザーなども)
また、特別注意が必要な人もいます。
①子ども
(1)3歳未満の乳幼児
芳香浴以外は行わないようにしましょう。
小さな子供は抵抗力が弱く体重も少ないので、大人に比べ精油の影響を受けやすいと言われています。
使用にあたっては短時間にしたり、香りを控えめににするなど気をつけて、必要に応じて換気するなどしてください。
(2)3歳以上の子ども
精油量は大人の10分の1〜2分の1程度で、体重に応じてできるだけ控えめに使用するようにしましょう。
②妊娠中・授乳中の人
基本的には芳香浴以外おすすめできません。
芳香浴以外で利用する際は必ず医師に相談してください。
特に神経毒性や月経を誘発する作用のある精油には注意が必要です。
③通院中や服薬中の人
必ず医師に相談するようにしましょう。
また、体調によっては気分が悪くなることもあるので、その際はすぐに換気するようにしましょう。
注意事項をよく守って取り入れるようにしましょう!
まとめ
忙しい時にリラックスしたりリフレッシュする時間がないと心も身体も不調になりがちです。
そんな時には精油の力を使って、香りを楽しみながら心身をケアしてあげると、気持ちに余裕ができそうですよね。
忙しい毎日を少しでも心地よいものにするために「お手軽なアロマのある生活」、おすすめです!